2005年10月18日号(G20、世銀総裁来日、他)

2005年10月18日発行
       http://www.developmentforum.org/
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    ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス

          −(dev-info)−

    皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック:

    「20か国財務大臣・中央銀行総裁会議」
  「EU Strategy for Africa」
  「WTO非公式閣僚会合」
    「世界人口白書 2005」
    「CGDペーパー“Reforming Development Assistance”」

【2】 ワシントンDC開発フォーラムBBLのご案内
    「復興支援における教育協力のありかた
     -アフガニスタンにおける日本の協力を例として-」(10・24)

【3】 地球に乾杯!NGO:
    北朝鮮人道・開発支援研究/スリランカ復興支援

【4】 ニューヨーク国連フォーラム:
    MDGs、国連平和構築委員会

【5】 GRIPS 開発フォーラム最新情報:
    PFM勉強会、途上国のオーナーシップ

【6】 世界銀行関連情報:
     ウォルフォウィッツ世銀総裁来日
生物多様性ホットスポット写真展、他

【7】 JICA広報誌『monthly Jica』創刊のご案内

【8】 国際開発ジャーナル社(IDJ)最新情報:
    『国際開発ジャーナル』10月号
    「国際協力キャリアフェア2005」(11/12:東京)

[編集後記] 「自然災害の当たり年」

今回の担当は、ラテンアメリカ・ネットワークの舩串 知恵
さんです。

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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘info@developmentforum.org までご連絡ください。

┏━━━━━━━━━┓
  −日本関連−
┗━━━━━━━━━┛
●国連「分担率」に関する小澤俊朗大使ステートメントが発
表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/17/un_1017.html

┏━━━━━━━━━━━┓
 −バイ・ドナー関連−
┗━━━━━━━━━━━┛
●英国政府主導によるワクチン市場開設案に関するコンサル
テーションが始まっています。 
http://www.dfid.gov.uk/news/files/amc-vaccines.asp

┏━━━━━━━━━━━━┓
 −マルチ・ドナー関連−
┗━━━━━━━━━━━━┛
●20か国財務大臣・中央銀行総裁会議(G20)が10月15、16日
に中国、河北省香河で開催されました。
http://www.g20.org/

G20コミュニケのポイント[PDF]
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/g20_171016.pdf

ブレトン・ウッズ機関改革に関するG20声明のポイント[PDF]
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/g20_171016_1.pdf

世界的開発問題に関するG20声明のポイント[PDF]
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/g20_171016_2.pdf

「G20改革アジェンダ2005」のポイント[PDF]
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/g20_171016_3.pdf

●WTO非公式閣僚会合が先週から開催されています。
http://www.wto.org/english/news_e/news05_e/tnc_13oct05_e.htm

●WTOシンポジウム“Trade and Sustainable Development
within the Framework of Paragraph 51 of the Doha
Ministerial Declaration”が開催されました。
http://www.wto.org/english/tratop_e/envir_e/sym_oct05_e/sym_oct05_e.htm

● 欧州連合からアフリカ戦略書“EU Strategy for Africa”
が発表されました。
http://europa.eu.int/comm/development/body/communications/docs/eu_strategy_for_africa_12_10_2005_en.pdf#zoom=100

●欧州連合加盟国の開発大臣非公式会合が10月24日から開催されます。
http://www.eu2005.gov.uk/servlet/Front?pagename=OpenMarket/Xcelerate/ShowPage&c=Page&cid=1107293391098&a=Karticle&aid=1115136931247

● IMFからPolicy Support Instruments for Aiding Low-
Income Countries設置の発表がされました。
http://www.imf.org/external/np/sec/pn/2005/pn05145.htm

●同じくIMFから報告書“Global Context and Regional
Outlook for Latin America and the Caribbean”が発表され
ました。
http://www.imf.org/external/np/speeches/2005/101305.htm

●アジア開発銀行から報告書“Curbing Corruption in
Tsunami Relief Operations”が発表されました。
http://www.adb.org/Documents/Books/Curbing-Corruption-Tsunami-Relief/default.asp

●同じくアジア開発銀行から“Work Program and Budget
Framework (2006-2008)”が発表されました。
http://www.adb.org/Documents/Reports/Budget/work-program-budget-framework-2006-2008.pdf

┏━━━━━━━━━┓
  −国連関連−
┗━━━━━━━━━┛
● 世界人口白書 2005 – 平等の約束−ジェンダーの公正、リ
プロダクティブ・ヘルスが発表されました。
http://www.unfpa.or.jp/4-1.html#01

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  −ワーキング・ペーパー、セミナー報告書−
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●OECDからワーキング・ペーパ”Economic Growth and
Poverty Reduction”と“Making Poverty Reduction Work”が
発表されています。
http://www.oecd.org/dataoecd/42/14/35393795.pdf
http://www.oecd.org/dataoecd/31/5/34839878.pdf

●英国シンクタンク ODI から報告書“Diversity in
donorship: the changing landscape of official
humanitarian aid” が発表されています。
http://www.odi.org.uk/hpg/papers/HPGBrief20.pdf

●同じくODIからブリーフィング “Globalisation and
Education” が発表されています。
http://www.odi.org.uk/publications/briefing/bp_oct05_glob_edu.pdf

●米国シンクタンク CGDから“Reforming Development
Assistance: Lessons from the UK Experience”が発表され
ました。
http://www.cgdev.org/content/publications/detail/4371

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【2】 ワシントンDC開発フォーラムBBLのご案内
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【10月24日(月)】

「復興支援における教育協力のありかた
-アフガニスタンにおける日本の協力を例として-」

ワシントンDCには、多数の経済協力関係者が、政府、実施機関、
世銀グループ・米州開銀・IMF、企業、NGO、シンクタンク・大
学、メディア等で実務や研究に携わっています。その情報・知
見を活かして個人の資格で自由かつ率直な議論を行い開発戦略
に関する政策論議を深める(かつ出席者間の親睦を深める)と
ともに、記録を世界各地の関係者に発信して現実の政策立案・
実施に反映させるために、ブラウンバッグランチを開催してい
ます。標記のテーマについては次の要領で開催しますので、ご
関心とお時間のある方は是非お気軽に参加いただければ幸いで
す。

1.日時: 10月24日(月)午後12時30分より
2.場所: JICA米国事務所・会議室
      1776 Eye Street, N.W. Suite 895, Washington, DC
      Tel: 202-293-2334、Fax: 202-293-9200
3.テーマ:「復興支援における教育協力のありかた
-アフガニスタンにおける日本の協力を例として-」
4.キックオフ:内海成治氏(大阪大学大学院人間科学研究科)
5.次第: 12:15頃から 食事(各自持参)、適宜自己紹介
12:30頃から キックオフ
     13:15頃から 自由討議(14:00終了)
6.出席方法: 会場準備等の関係上、出席をご希望される方は
10月23日(日)正午までに本フォーラムBBL担当
(江尻:yumiejiridev@aol.com)へご氏名・ご所属先をご連絡ください。
7.趣旨:アフガニスタンにおける日本の教育協力を例と
して、9.11以降の紛争後の国への日本の国際協力の
変化と今後の課題についての考察を行う。

【JICA米国事務所ビル管理方針の変更に伴うお願い】

この度のDC区域の警戒レベルの引き上げに伴い、JICA米国
事務所が入っているビルの管理方針が変更になりました。

今後、事務所は、予めビルのフロントに対して来客予定者リスト
を提出し、その上で来客者はフロントの係員にエスコートをして
もらうことが必要となります(エレベーターを動かすためには、
指定のカードキーが必要なため。)

以上を踏まえて、皆様には次についてお願いいたします。

 事前登録を必ず行ってください。
 事前登録なしに参加する場合は、11:30までに事務所の中村
次長か村田宛に連絡を入れてください。
(事務所代表電話番号 202-293-2334)
 上記もしくはを行われた方は、フロントに申し出てくだ
さい。当面、12:00〜12:30間は事務所のインターンをフロ
ントに配置しエレベーターまでエスコートします。遅れてこ
られた方の場合は、フロントを通じて事務所にご連絡いただ
くこともあります(フロントの係員がエスコートすることも
ございます)。
念のため、身分証明書をお持ちください。
 上記を行われていない方は、フロントを通じて事務所に
  ご連絡ください。フロントにインターンがいる場合には、申
し出てください。

尚、上記の管理方針変更については期限未定とのことです。
皆様にはお手数をお掛けいたしますが、どうぞご協力お願い申し
上げます。

〈BBL担当:江尻由美〉
http://www.developmentforum.org

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【3】 地球に乾杯!NGO:北朝鮮人道・開発支援研究/スリ
    ランカ復興支援
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新着コラムは下記のとおりです。

●10月17日/開発学から見た北朝鮮人道・開発支援研究へのこだわり
        (杉原ひろみ)
→1995年の大規模な水害時に北朝鮮政府が国際的なアピールをして初めて、国際社
会で北朝鮮の人道支援が取り上げられるようになった。以来、ずっと開発学の側面
から北朝鮮人道・開発支援研究をする機会を狙ってきた。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/051017hs.html

●10月10日/津波被災地復興支援の現場から(5) (里見陽子)
→スリランカの津波被災地で復興支援に携わって7ヶ月が過ぎた。被災民は、援助
が与えられるのを待つだけでなく、様々な外部支援の中から、自分たちの生活や教
育やコミュニティの強化改善のために良いと思われるものを選択し、調整し、利用
できるようになってほしい。外部者の役割は、彼らをそういう方向に持っていくこ
とであり、それが緊急援助から復興への橋渡しにつながる。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/051010ys.html

(「地球に乾杯!NGO」コラム発起人:杉原ひろみ)
 http://e-NGO.net
 http://e-ngo.cocolog-nifty.com/blog/

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【4】 ニューヨーク国連フォーラム:MDGs、国連平和構築委員会
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●以下の投稿がウェブサイト(URL下記)のBlogに掲載されて
います。

(1)ODAが国の発展に対して必要か?/J. Sachs:
National Strategy for Meeting the MDGs/ODA,MDGs、
国の発展などジェフリー・サックス教授のコロンビア大学の講義
「The Fight Against Extreme Poverty, Achieving MDGs」
の報告を受け、MDGs等についての議論が行われています。
http://nyunforum.blogspot.com/

(2)平和構築:国連での議論
国連に新たに「平和構築委員会」が設置されることになり、
国連の平和構築分野における取組みやシエラレオの現状につ
いての投稿がありました。
http://nyunforum.blogspot.com/

(NY国連フォーラム担当:粒良麻知子)
http://www.unforum.org/

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【5】 GRIPS 開発フォーラム最新情報:
    PFM勉強会、途上国のオーナーシップ
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●GRIPS開発フォーラムでは財政管理支援についての勉強会を
月に1回程度開催しています。9月28日に行われた第3回目の会
合では「日本の行政府によるNew Public Management改革コン
セプトの吸収過程とその課題」というタイトルで中央青山監
査法人の稲垣正人氏と猪鼻聡氏に講義をしていただきまし
た。日本の事例についての講義を聞いたあ後、途上国への適
用の難しさについて参加者から多数のコメントがありまし
た。議事録と当日の配布資料をウェブに掲載しましたので是
非ご覧下さい。

議事録
http://www.grips.ac.jp/forum/pfm/No3/gijiroku.pdf
(pdfファイル、23KB)
当日の配布資料はこちらから
http://www.grips.ac.jp/forum/pfm.htm

●今般、オーナーシップに関するエッセイをまとめた本を
GRIPS開発フォーラムより発行いたしました。True
Ownership and Policy Autonomy: Managing Donors and
Owning Policiesというタイトルで、Chapter 1は法政大学の
下村恭民先生が、Chapter 2はGRIPSの大野泉と健一が、そし
てChapter 3は立命館大学の長須政司先生が執筆しました。タ
イ、ベトナム、カンボジア、どれも違う環境の中にあり比較
は難しいですが、それぞれの国のオーナーシップ確保の姿か
らみえてくるものは何か問うています。
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf05/TrueOwnership.pdf
(pdfファイル、537KB)

(GRIPS開発フォーラム担当:鈴木明日香)
http://www.grips.ac.jp/forum/

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【6】世界銀行関連情報:
ウォルフォウィッツ世銀総裁来日
生物多様性ホットスポット写真展、他
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●ウォルフォウィッツ世銀総裁来日
10月9日、世界銀行ウォルフォウィッツ総裁が就任後初めて来
日しました。12日までの滞在中、日本政府関係者との協議の
他、大学でのスピーチや記者会見も行ないました。以下に記
者会見(9日)、国会議員との会合での発言(11日)、外国特
派員クラブでの記者会見(11日)、アジア経済研究所・FA
SIDとの共催による慶應義塾大学でのスピーチ(12日)や
写真などが掲載されておりますので、ご覧ください。
http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/COUNTRIES/EASTASIAPACIFICEXT/JAPANEXTN/0,,contentMDK:20675898~menuPK:273817~pagePK:141137~piPK:141127~theSitePK:273812,00.html

●生物多様性ホットスポット写真展をPIC東京で開催中
10月17日から11月4日まで、世界銀行情報センター(PIC東
京)にて、生物多様性ホットスポット写真展をコンサベーシ
ョン・インターナショナルと共同開催しています。また11月1
日(火)午後6時30分からは、写真展の内容について、とくに
ガーナでの事例紹介を中心に、日比保史コンサベーション・
インターナショナル・ジャパン代表にお話を伺います。どう
ぞご参加ください。

<日時> 2005年10月17日(月)〜11月4日(金)午前10時〜午後6時
<場所> 世界銀行情報センター(東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル1階)

<詳細は以下のURLをご覧ください>
http://www.worldbank.or.jp/02event/01seminar/pdf_ps/ci.pdf

●中東・北アフリカ地域ビジネスセミナー
世界銀行ではこの度、中東・北アフリカ地域 水・環境・農村
開発局シニア水資源スペシャリストの上田 悟の来日に伴
い、下記の要領でビジネスセミナーを開催いたします。本セ
ミナーは、第一部は中東・北アフリカ地域の融資計画及びコ
ンサルタントビジネスの機会全般についてのご紹介、第二部
はイランにおける、ある特定プロジェクトの入札前説明会と
させていただきます。詳細は別途ご参照ください。

<日時>  2005年10月24日(月)9時30分〜11時30分
<場所>  世界銀行情報センター (東京都千代田区内幸町2-2-2富国生命ビル1階)

<プログラム>
   第一部(9:30-10:30)
     MENA Lending Programs and Consulting Services Opportunities
   第二部(10:30-11:30)
Pre-proposal meeting

<詳細は以下のURLをご覧ください>
http://www.worldbank.or.jp/02event/01seminar/pdf_bs/bs31.pdf

(世界銀行東京事務所:大森功一)
http://www.worldbank.or.jp

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【7】JICA広報誌『monthly Jica』創刊のご案内
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JICAは2005年10月に新広報誌『monthly Jica』を創刊いたし
ました。

【2005年10月号目次】
地球のかけら スロバキア
特集 貧困との闘い “欠乏”からの自由を求めて
DATA FILE 世界の貧困
Stories of Challengers 内藤秀誠 JICA専門家
国際協力ニュース 「アメリカと国連外交」
FIELD SKETCH 「平和と暮らしを支える伝統技術」
OJAMA-SHIMASU 「岐阜県川辺町の原木シイタケ栽培編」
Zoom in Human Security 今さら聞けない?「人間の安全保障」とは
60億人の大地 「歓びの朝 ベナレス 三千年の時を越えて」
Close Up! 「みんなでナマステ体操!」
VOICE to JICA バーナード・クリッシャー

※JICAウェブサイトでも記事を掲載する予定です。
http://www.jica.go.jp/index.html

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【8】国際開発ジャーナル社(IDJ)最新情報:
『国際開発ジャーナル』10月号、「国際協力キャリアフェア2005」(11/12:東京)
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●月刊『国際開発ジャーナル』2005年10月号のご案内
■特集1 JICAコンサルタント契約実績と上位50社の動向
■特集2 青年海外協力隊 40年の軌跡
■荒木光弥の森羅万象
 「現場」からの問題提起 ODA事業量の戦略的拡充とは何か
■IDJ REPORT 外務省が無償案件の事後評価を開始
詳細はウェブサイトをご覧ください。http://www.idj.co.jp/

●「国際協力キャリアフェア2005」11月12日開催!
国際協力に関わりたいと真剣に考えている人を対象に、関係
者の生の声や情報を提供するイベント「国際協力キャリアフ
ェア2005」を11月12日(土)に東京で開催します。国際協力
の仕事に興味がある方、キャリアアップを考えている方、大
学院で国際協力について学びたい方などはぜひご参加くださ
い。
http://www.event-information.jp/international/careerfair2005/

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[編集後記]  「自然災害の当たり年」
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10月8日に発生したパキスタン大地震では、死者数が4万
人を超え、10月初めにグアテマラを襲ったハリケーン「ス
タン」では、死者数が2000人近くに上り、総人口の3割
が被害を受けていると言われています。

近年、世界中で自然災害が頻発に発生し、災害対策・危機管
理・緊急援助・復興支援に注目が集まっています。被害を最
小限に抑えるためには、しっかりとした災害予防措置が取ら
れ、コミュニティー・地方自治体・政府等が協力して対策を
整え、迅速に対処していくために、指揮系統をはっきりさせ
ておく必要があります。

実際、各国の災害に対する対策の違いにより、被害の出方に
は大きな違いがあります。私の専門とする中南米・カリブ海
諸国では、キューバの災害対策が特に注目に値します。今年
9月に直撃したハリケーン「リタ」では23万人が非難しま
したが、犠牲者は出ませんでした。

また、昨年9月に襲ったハリケーン「アイバン」では、ジャ
マイカやグレナダなど周辺国で120人以上の死者が出まし
たが、キューバはゼロでした。報告によると、人口15万人
弱の市でも20ヶ所以上の避難所があり、バスとタクシーが
フル稼働して非難を擁護しています。これには、国連事務次
長も「自然災害の被害を減らす組織力は感動的だ」と賞賛し
ました。

それと対照的なのは、皆の記憶に新しいハリケーン「カトリ
ーナ」が襲った米国の惨状であります。車を持たない貧困層
が10万人に取り残されると予測されていたにも関わらず何
も対策を取らず、被災地では1週間近く無法状態が続き、救
助・復旧が大幅に遅れました。

過去の経験から学び、先進国・発展途上国に関わらず、良い
ところは取り入れ、少しでも被害を減らす努力をしていくべ
きだと思います。また、大災害の場合、救助活動や復興支援
において国際協力は欠かせません。

国際支援を迅速に遂行していくために、いつどこでどのよう
な災害が発生しても対処できる国際的なシステムが必要とさ
れています。ここで、多くの災害を克服してきた日本が、積
極的にイニシアティブを発揮し、国際社会に貢献していくこ
とを期待したいです。(舩串)

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
    「メーリングリスト(devforum)」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムBBL関連情報
(案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加
え、グローバルな開発戦略と日本の関わりに関する主要な情
報を、「ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
(dev-info)」として、電子メールにて2週間に1回を目途
に送付しています(メルマガと同じです)。バックナンバー
はこちらです。http://groups.yahoo.co.jp/group/dev-info/

本情報サービスの配信をご希望の方は、連絡担当(
info@developmentforum.org )まで電子メールアドレスをご
連絡いただくか、上記ウェブサイトの「このグループに参
加」をクリックしてご登録ください。

本情報サービスへの記事掲載をご希望の方は、上記連絡担当
まで相談いただければ幸いです。

また、本フォーラムでは、毎回のBBLについての意見交換の
他、より広くグローバルな開発戦略と日本の関わりに関する
意見交換や情報交換を行うために、「ワシントンDC開発フォ
ーラム・メーリングリスト(devforum)」を運営しています。
相互の信頼関係に基づく率直かつ真剣な意見交換を確保する
ため、本メーリングリスト参加者は氏名・所属を明らかにす
るとともに、発言者の了承がない限りメディア等での引用が
されないようご配慮いただきます。本メーリングリストへの
参加をご希望の方は、次のウェブサイトに掲載している
「devforum参加者の共通理解」に目を通していただいた上
で、上記連絡担当まで氏名・所属・電子メールアドレス・問
題関心をご連絡ください。
http://www.developmentforum.org/mail/

dev-infoやdevforumをはじめ、DC開発フォーラムの活動につ
いてご意見・ご示唆等ありましたら、お気軽に上記連絡担当
(info@developmentforum.org)までお寄せいただければ幸いです。
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編集担当:早川 元貴
編集後記:舩串 知恵
発行:ワシントンDC開発フォーラム